バフンウニの初期発生

当研究室で撮影したバフンウニの初期発生の写真を紹介しよう。

ウニ1

 メスから採取した未受精卵とオスから採取した精子を混合すると、受精が起こりウニの発生がスタートする。第一卵割と第二卵割は垂直方向に起こり、第三卵割は卵の赤道面に沿って水平方向に起こる。これにより、等しい大きさの8個の割球ができる。第四卵割では不均等に卵割し、動物極側に8つの中割球、極物極側に4つの大割球と4つの小割球を生じる。桑実胚期には胚の内部には卵割腔ができ、さらに発生が進むと、受精膜を破り孵化する。植物極側から一次間充織細胞が分離し、卵割腔に入ってくる。さらに、植物極側から原腸が陥入し始める。陥入を起こした部分を原口といい、ここが幼生の肛門となる。陥入が進むと、原腸の先端から二次間充織細胞が遊離してくる。また、原腸の先端から左右に体腔のうが形成される。原腸の先端は外胚葉に達し、この部分が幼生の口になる。その後、骨片が形成されてプリズム幼生となり、さらに4本の腕が伸びてプルテウス幼生となる。

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ウニ2

 4腕プルテウスは、口後腕前側腕を2本ずつもち、それぞれを口後桿と前側桿という骨が支えている。また体の主要部分は体桿という骨が支えている。その後、4腕プルテウスの左右の中央付近(肩?)に後背桿原基という骨片が形成され、これが伸長して第5・第6の腕(後背腕)を形成し、6腕プルテウス幼生となる。さらに、中央後方には背弓という骨片も形成される。
 原腸先端部の両側に形成されていた体腔嚢のうち、左側の体腔嚢から水腔が形成され、さらに左脇腹部分の表皮が陥入して羊膜陥が形成される。さて、この後何が起こるのか!!

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